「死」についてのお話(10月14日の日記)
勉強中にこの動画を見ていた。「死について知ったときの話をリスナーさんやライバーさんから聞く」と言った内容の動画なのだが、これが非常に面白かった。
そして、自分の死についての思い出が蘇ってきた。忘れないためにもここに記録していこうと思う。
昔、TOREという番組が放送されていた。様々なミッションをクリアしてお宝を手に入れる、と言った内容なのだが、この番組で僕は「死」を身近に感じるようになったのだ。
番組のコーナーの中で「クイズに正解しなければ後ろから迫り来る巨大生物に喰われてしまう」コーナーが異常に怖かった。もしクイズに正解できなければ、ワイヤーが引っ張られてその生物に喰われてしまうのだ。
今見ても「バラエティ番組にしてはなかなか作られているセットだな」としか思えないが、子供の頃はそれが異様に怖かった。
失敗したと分かった時の絶望。巨大生物の口に引き寄せられていく時の断末魔。
その時、初めて「ああ、死ぬってこういうことなんだな」と分かったような気がした。死とは恐ろしく、呆気ないものなんだと理解した。僕の死生観はTOREに影響されているのだ。
また、クイズに答えないと高いところから落とされる……というステージも印象に残っている。「死」を覚悟した時の人間の表情について、この番組から学ぶことができた。
映画
『さらばアフリカ』を観た。本物の処刑映像や死体が流れるドキュメンタリー(モンド映画)だ。
自分の中で、死についての明確な思想は無いし好きな哲学も無いからあまり言うことはできないが、死は恐ろしく呆気ないものであると映画から伝わってきた。
もし、自分が死ぬ立場になったらどうなるのだろう、と度々想像する。「相手の立場に立って物事を考えろ」と教わってきたから、ある意味先生の教えをしっかり守っているとも言える。
もし自分が死ぬ立場に立ったら。自分の処刑の順番を待っているアラブ人のようになったら……と考えると、恐ろしくて泣いてしまいそうになった。
改めて、こういう死に方はしたく無いなぁ、と心底思わされた。
できるなら寿命で安らかに死にたい。